特別講義

連携推進教授やNEXCO西日本から有識者を招聘し、高速道路の建設・維持管理、今後の動向等についての講演を行います。学生に業界の現状を知ってもらい、学んでもらう、そして、自分の将来を考えてもらうことを目的に開催しています。

令和元年度

令和元年度は、高年次基幹教育科目として九州大学の学生を対象に、九州大学連携教授(NEXCO西日本 九州支社 建設・改築事業部 技術計画担当部長)浜崎智洋氏に下記演題で1月7日にご講義いただきました。

NEXCO西日本における災害とその対応

本講義では、「NEXCO西日本における災害とその対応」と題し、「自然災害と防災」(高年次基幹教育科目)にて講義を行っていただきました。本講座の対象学生は、工学部だけでなく、理学部、教育学部、経済学部と多岐にわたり、包括連携協定での特別講義の位置づけとして、非常に良い機会となりました。

講義では、防災への取組みをテーマに、高速道路に影響する自然災害の種類及びその具体的な影響などをご紹介いただき、NEXCO西日本における災害発生時の対応(危機管理対応)についてご説明いただきました。また、西日本豪雨災害等を例に、実際の被災状況と交通解放の経緯について写真を用いての解説や、復旧への取組みをご説明いただきました。

平成30年度

平成30年度は、高年次基幹教育科目として九州大学の学生を対象に、NEXCO西日本 九州支社 保全サービス事業部 保全サービス統括課長 三倉義教氏に下記演題で1月8日にご講義いただきました。

高速道路における防災の取組み
本講義では、「高速道路における防災の取組み」と題し、防災をテーマに、高速道路に影響する自然災害の種類及びその具体的な影響などの紹介や、自然災害時の高速道路における危険性についてお話しいただきました。
また、熊本地震を例に、実際の被災状況と交通開放の経緯について写真を用いて解説いただき、復旧への取組みを説明いただきました。
本講座の参加者は、工学部だけでなく理学部、教育学部、経済学部など多岐にわたり、土木分野以外を専門とする学生にも、高速道路と自然災害の関わりやその対応について関心をもってもらう良い機会になったと思われます。

平成29年度

平成29年度は、11月2日に開催、初の2部構成として、第1部ではNEXCO西日本 九州支社 総務企画部 企画調整課長 和泉直助氏にご講演いただき、第2部では初の試みとなるグループ討議が行われました。

■第1部(講演)
第1部では、「高速道路事業とNEXCO西日本の仕事」と題して講演を行っていただきました。
高速道路事業の紹介では、高速道路の特徴やストック効果の事例、リニューアルプロジェクトなどを中心に、NEXCO西日本の設立経緯や事業スキーム、土木系社員の仕事内容を説明していただきました。仕事内容の説明は、「保全サービス事業」や「建設・改築事業」で働く社員について写真等を用いて行われ、さらに土木系社員の入社後のキャリアパスや一般的な異動パターンを紹介していただきました。

■第2部(グループ討議)
第2部では、1グループ6~8名程度に分かれ、「高速道路が抱える課題」をテーマに、その原因や解決策を発表しました。課題設定にあたっては、NEXCO西日本グループ コミュニケーションレポート2017や 中期経営計画2020を参考に自由に議論が行われ、その結果設定された課題は、「高齢者ドライバーへの配慮と安全対策」や「高速道路の料金問題」など多岐にわたりました。最終的に、各グループで設定した課題の原因や解決策について模造紙に取りまとめ、発表が行われました。

平成28年度

平成28年度は、九州大学の学部生を対象に、NEXCO西日本 九州支社 総務企画部 企画調整課長 野田主馬氏に下記演題で1222日にご講義いただきました。

高速道路会社の仕事とキャリアパス

本講議では、高速道路の最近の話題やNEXCO西日本で働く様子について時事を交えながらお話いただきました。

高速道路の最近の話題では、平成28年熊本地震による高速道路の被災状況および復旧状況の紹介、老朽化した鉄筋コンクリート床版の取り換えなど「高速道路リニューアルプロジェクト」の説明、平成284月に北九州市から宮崎市まで1本の高速道路で繋がった東九州道の整備効果などお話いただきました。

最後に、NEXCO西日本で働く社員について写真等によって紹介があり、高速道路の機能・サービスを間断なく提供する使命についてお話をいただきました。これから就職活動を迎える学生たちにとって、参考になったものと思われます。

平成27年度

平成27年度は、NEXCO西日本 九州支社 保全サービス事業部長 福永靖雄氏にご講演いただきました。

日本の物流を支える高速道路 ~道路を支える技術~

全国の高速道路は、名神高速道路が今年で全通50年を迎えたのを代表に、年々経過年数が増加してきており、高速道路の経年劣化に関するリスクの高まりが懸念されてきています。

また、高速道路は、日本の道路、鉄道のわずか1%に過ぎませんが、国内陸上貨物輸送量(トンキロ)における高速道路の比率は、約50%であり国内輸送の大動脈となっています。
高速道路の機能を維持し守るためには、土木全般や他分野の技術が使われていることを紹介し、「土木技術者として必要なこと」をお話します。

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